スープラの直列6気筒エンジン

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スープラの直列6気筒エンジン

直列6気筒エンジンは、レシプロエンジン等のシリンダー(気筒)配列形式のひとつ。シリンダーが6つ直列に並んでいるエンジンです。今回はこのエンジンの特徴をまとめてみました。どのようなエンジンであったかを知るきっかけになれば幸いです。

出典:http://www.photo-ac.com/

直列6気筒エンジンの特徴

直列6気筒エンジンのメリット・デメリット

【直列6気筒エンジンの特徴】
気筒を6つ持っており、直列に配置されています。完全バランスとも言われています。
直列6気筒エンジンは、音に特徴があります。エンジン音というのは、容積が小さいほど音が高くなるという性質を持っています。そのため直列6気筒エンジンは、比較的高い音に聞こえます。また、エンジン音がつながって聞こえることも特徴の一つに挙げられます。

【メリット】

  • 振動が少ない
  • 高出力にも耐えうる耐久性

【デメリット】

  • エンジンの剛性確保や軽量化、フリクションの面で不利
  • 全長が長い

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直列6気筒エンジンよりV型6気筒エンジンの方が良い?

V型6気筒エンジンの良さというのは、まずは、コンパクトであるということ。気筒を3本ずつ並列に並べることによって実現されている。それに比べ、直列6気筒エンジンは、まさに直列であるので気筒を6つ横に並べているためどうしても横長になってしまい格納場所が限定されてしまうことがデメリットに挙げられるわけです。このエンジンの登場により、ひとつのエンジンで縦置きのFR車にも横置きのFF車にも対応ができるようになったのが復旧の大きな理由です。あと、この当時の安全規制をクリアするのが容易だったためというのもあります。そういった理由から直列6気筒エンジンからV型6気筒エンジンへ変わっていったのです。 14 15 16 17

直列6気筒エンジンは復活するのか?

しばらくの間、V型6気筒エンジンが直列6気筒エンジンにとって代わっていましたが、最近、メルセデス・ベンツが直列6気筒エンジンを採用してから情勢が変わってきております。BMWはもともと直列6気筒エンジンでしたが、メルセデス・ベンツが乗り出して一気にV型6気筒エンジン廃止の流れになりました。その理由は、ダウンサイジングによるものだと言われています。単純に置き換わるのではなく、直列6気筒エンジンにターボがついて、V型8気筒エンジンの代わりになることを求められています。 18 19 20

まとめ

直列6気筒エンジンでした。直列6気筒エンジンがスポーツカーに与えた影響は大きかったと理解していただけると思います。途中違うエンジンにお株を奪われるなどありましたが、時代が直列6気筒エンジンを必要とし時を超えて進化して今に至るのです。エンジンの歴史は、奥深くドラマティックです。スポーツカーのサイドストーリーとして関心を抱く方が多いのもうなずけます。