モリゾウとスープラ 豊田章男氏がレーサーになった理由

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モリゾウとスープラ 豊田章男氏がレーサーになった理由

「モリゾウ」こと豊田章男氏は、ご存知のかたも多いと思いますが、トヨタ自動車の社長です。
豊田氏は、経営者である半面、「モリゾウ」と言う名前で、レーシングドライバーとしても活躍されています。
今回はそんなモリゾウのエピソードを見ていきましょう。

出典:http://www.photo-ac.com/

「モリゾウ」と豊田章男氏

金融業から自動車業界へ豊田一族でも忖度はなし

豊田章男氏(以下、父親区別するため章男氏とする)は、母が三井財閥の一族であり、父は、トヨタ自動車の社長です。章男氏はサラブレットの家計で育ちました。大学を卒業後、アメリカ合衆国の投資銀行(A. G. Becker & Co.)にて勤務しましたが、豊田家の人間であるという周りからの視線に耐えられなくなり、自動車業界に転職することを決意しました。しかし、社長である父からは、章男氏を部下に持ちたい人間は誰もいないや特別扱いしないなど言い渡した上で入社を認めた。
入社後は、国内営業や生産管理を任され、係長から平社員への降格も経験したようです。しかし、メキメキと頭角を現し2009年には社長の座に上り詰めました。 1 2

レーシングドライバー「モリゾウ」

豊田章男氏は、敏腕の経営者だけではなく、ドライバーとしての一面も持っています。レーサーネームは、「モリゾウ」です。
なぜ「モリゾウ」なのかというと章男氏がレースに出場するにあたって、愛知万博 3 のマスコットキャラ「モリゾーとキッコロ」が流行っていたことから名付けたそうです。
では、なぜ章男氏は、レーサーになったのでしょうか?
それは、トヨタ社員の開発ドライバーである成瀬弘氏から「運転のこともわからない人に、車のことをああだこうだ言われたくない」 4 と言われたことから始まったと言われています。トヨタの成瀬と言えば、トヨタグループでマスターテストドライバーこと「トップガン」と言われるほどの腕の持ち主で、そんな彼に、章男氏は、成瀬氏に頭を下げてドライブテクニックを指導してもらっいました。章男氏の腕前は、トユタ86の開発責任者である多田氏が絶賛するほどだという。 5

「モリゾウ」ニュルブルクリンクにてスープラに電撃試乗

2019年ドイツ・ニュルブルクリンクで新型のスープラが出走するということで多くの注目が集まりました。
新型スープラA90は、おなじみのカラーである赤白黒のGAZOO Racingカラーで登場しました。トヨタの開発者がいうには、ブレーキやサスペンションなど足回りを強化したようです。なぜなら、ニュルブルクリンクのノルドシュライフェを走行するのに足回りがしっかりしていないと走行がふらつくからです。その他、エンジン周りもノーマルとのことなので、ほとんどノーマル車で出場したと言えます。今回スープラの登場以外でもあの「モリゾウ」氏が試乗したのが一番の驚きでした。残念ながらインタビュー規制で誰も話を聞けませんでしたが、「モリゾウ」氏の完璧な走りと乗車後の満面の笑顔が新型スープラの仕上がりの良さを証明していると言えます。 6

まとめ

トヨタの社長は、経営だけでなくドライバーも兼任する。それは、自身が車好きなのは言うまでもなく、すべては良いものを作りたいという技術者としての思いも込められています。そのためトヨタで一番のドライブテクニックを持つ成瀬氏に教えを請いドライブテクニックを学ぶ姿勢は、プロ意識を感じます。現在でもトヨタが自動車が業界トップの売上なのも頷けます。今後もトヨタのスポーツカーづくりから目が離せません。