スープラ90系日本仕様を調査してみて発見したこと
ファンがまちにスープラ90系の販売が始まりました。実に17年という歳月を経て大幅に進化した新型スープラ90系を見ていきましょう。今回のスープラは、販売は日本ですが、生産は、オーストリアという今はやりの輸入車の形態をとっているので日本車版の使用を調べてみました。
目次
スープラ90系日本仕様調査まとめ
日本仕様の大きなポイントは、2種類のエンジンを採用
今回の新型スープラ90系には、グレードによってエンジンを変えています。
今回のスープラのグレードは3つあります。
- スープラ90系RZ:直列6気筒3.0リッターエンジン
- スープラ90系SZ:直列4気筒2.0リッターエンジン
- スープラ90系SZ-R:直列4気筒エンジン
RZとSZでエンジンを乗せ換えています。どちらもツインスクロールターボエンジンですが、RZの方が馬力があり、レース向きの仕様です。とはいえ、SZのエンジンも今回のスープラ90系のコンセプトである「ピュアスポーツカー」の名に恥じぬくらいハンドリングや安定したコーナリング姿勢を実現しています。「ホイールベース」「トレッド」「重心高」を徹底的に改良した結果だといえるでしょう。 6
スープラ90系のレース仕様車まとめ
スペック公開
スープラ90系レース仕様車の車種・グレード名は、「GR Supra GT4」です。
一般のものに比べるといろいろ違います。まずは、車両諸元から見てきましょう。
スープラ90系GR Supra GT4のスペックは以下の通り。
- ボディサイズ:4460×1855×1250mm(全長×全幅×全高)
- ボディ構造:ロールケージ付スチールボディ
- フロントスポイラー:天然繊維コンポジット製
- リアウイング:天然繊維コンポジット製
- 燃料タンク:クイックチャージャー付レース専用
- ドライバーズシート:FIA基準レーシングシート
- エンジン型式:直列6気筒ツインスクロールターボ
- 排気量:2997cm 3
- トランスミッション:スポーツオートマチック リア駆動
- 潤滑油:Ravenol
- 排気システム:Akrapovič製
- フロントサスペンション:マクファーソンストラット
- リアサスペンション:マルチリンク
- ステアリング:電動式パワーステアリング
- タイヤ:ピレリ
- ホイール:5穴式 11×18インチ
スープラ90系GR Supra GT4は2020年販売が決定しています。やはりレース仕様には時間がかかるということでしょうか?なんにせよ、もう少しでスープラ90系がサーキットで暴れまわる姿を見れるのは、ファンとしてもうれしい限りですね。 10
まとめ
新型スープラ90系日本仕様を調べました。いろいろ調べてみると今回のスープラ90系は奥が深いことがわかりました。17年という歳月を要したというのもうなずける結果です。トヨタ自動車社長の豊田氏もおっしゃっていましたが、スープラをレースに出場させることを目標に作ってこられて、今回の完成は喜びもひとしおだったのかなと思います。正直スープラ80系に残念感を覚えたドライバーも多かったようですし、今回のスープラ90系はどこまで進化するのか正直予測不可能です。期待で胸が高鳴ります。入手は困難を極めるかと思いますが、機会があればぜひ乗ってみたいクルマのひとつです。
- https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1161119.html ↩
- https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/28777279.html ↩
- https://global.toyota/jp/ ↩
- https://toyota.jp/supra/ ↩
- https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1194220.html ↩
- https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1161119.html ↩
- https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/28777279.html ↩
- https://global.toyota/jp/ ↩
- https://toyota.jp/supra/ ↩
- https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1194220.html ↩